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ごあいさつ
復興ストーリーは、1611年からはじまりました。

国の減反政策などもあり、米から他の農作物への移行を検討しておりました。

 

平成になってから、ブラジルから甘味系のアセロラの苗を取り寄せました。

その年は全くダメ、翌年は実を付けるも肉がないという状況で、失敗の連続でした。平成9年、酸味系のアセロラが、粒は小さいものの肉付きが良く量もたくさん獲れるということが分かりました。平成12年、3件の農家と一緒に、アセロラ栽培を本格的にはじめ、東京市場にも出荷するまでになりました。

 

しかしながら、311大震災、私たちの畑にも、2メートルを超える津波が押し寄せて来ました。栽培は私たち夫婦だけとなってしまいましたが、作付け面積は震災前の75%までに戻すことができました。

 

考えてみれば、江戸時代(1611年)に起きた慶長地震で、亘理町には、5mを超える津波が押し寄せ、多大な犠牲がありました。この時、私の先祖は、山口県からこの地域に移し住んでいました。伊達藩は塩田開発を進めることになり、私の先祖が、その復興計画を進めるよう任命されていました。

 

それから400年、東日本大震災後、日本で唯一、アセロラ栽培の取り組みをしていることが感慨深いです。大きな津波のつど、地域で新しい事業にチャレンジするのが我が家の宿命のようです。

 

日本で唯一です。生果のアセロラを召し上がっていただきたく、これからも頑張ってまいります。

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